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超ガリ勉の人。

ずっと勉強しているイメージしかない。
休み時間とか周りが騒がしいのに、淡々と勉強を繰り返す。決して器用ではないけど。

高校受験の時作文の添削をしましたが、作文には地頭がでますからね。
作文を何回か書かせていると大体その子の能力がわかります。
彼は決して器用ではない。

むしろこの程度の文章しか書けないのにあの成績をどうやってキープしているんだと思わせる文章を書く。
でも、黙々と自習机で勉強をする。
全然動かない。
あれ?俺、椅子に接着剤つけたっけ?って思うくらい。

僕は途中から思ってましたよ。「こいつは変わってるんだな。勉強好きなんだなって。変態なんだな。勉強変態なんだな。」って。
 
彼の目標は有名大の医学部に現役合格すること。
そして、アメリカの大学に留学して研究者になること。
なのに高校3年間部活も続けたい。
さらに高校3年間ずっと学年1位を取り続けたい。ってそりゃ無理だろ!と。
「部活辞めた方がいいんじゃね?学校のことはいいからきちんと先取りしないと間に合わないよ。だから、1位なんかこだわるなよ。」と言っても聞かない。
本当に頑固者。
 
そんな彼が最高難度ランクの医学部に合格してきた時のテンションの高いこと。
こいつこんなに喋るやつだったのかってくらい。
そして、しゃがみ込みながら言った言葉が忘れない。
「あー、もうこれで勉強しなくていい。」
あー、そうか。こいつも好きでやってたわけじゃなかったんだ。
苦しくても辛くても、我慢して辛抱してやってたんだ…。
目標のために。

そう思うと胸にグッときましたね。
泣きそうになりました。
 
やっぱり結果を出す子ってのは、人知れずつらい思いをしながらやってるってことです。
楽して立派な合格してるなんて絶対ないってことを断言しますよ。