ブログ

  1. HOME
  2. 教室一覧
  3. 西岩国-教室のご案内
  4. ブログ一覧
  5. 受験がなくなるかも・・・

受験がなくなるかも・・・

先日、日経だったかに、どういう属性の人ならどういう融資をしていいのか、
例えばサインを丁寧に書く人は返済期日をきっちり守るのかどうか、とかの研究を金融機関がAIとビッグデータを用いて始めているという趣旨のことが書いてありました。
これは
Fintechの凄まじい進歩のおかげでして、実際私の使っている会計ソフトには自分の会計データを提供すれば勝手に融資可能額を見積もってくれる機能が実装があり、利用しろ利用しろとバナーがしょっちゅう立ってきます(超暴利なんで絶対借りませんけどね)

昔の銀行には虫歯がある人には金を貸さないという格言があったそうで、
きちんとした生活を送っているか、返済期限を守ってくれるか、を銀行員の経験と力量で見極めていたのでしょうが、
これからは
AIがビッグデータを使って勝手にやってくれるというわけです(あれ?銀行員って消えていく職業?)

また、保険業界で言えば、自動車の挙動を記録してその人の安全運転度合いによって保険料を決めましょう、というのはもう実用化されていますし、
医療保険もいずれそうなる日が来るのではないでしょうか?


振り返ってわが教室ですが、毎年、「不器用だけど頑張り屋さん」が「要領だけいい生徒」に受験で負けていくわけです。
高校の先生はその子の中身を一度の面接では見抜けないでしょうから仕方ありません。
でも、中学3年間のテストの答案作成の仕方、提出物の提出状況、生活態度、などなどありとあらゆる属性がビッグデータとして集積されて判断してもらえたら、きっと結果が違うはず。
正直者が報われるはず。と思わずにはいられません。
そうすれば、いずれは受験もなし。申請すれば、ピピピッとものの数秒で合否が判定されます。なんせその子のデータは全て集積されていますからね・・・、なんて時代が来ないとも限りません。


まぁSFなんですけどね。人権上の問題もありすぎるくらいあるでしょうから。
でも、大学、高校側のメリットが上回れば、一部では、もしかしたら、秘密裏に、行われるかも知れません。

私に関して言えば、自分の会計データをリアルタイムで見える化している、いや向こうが勝手にやるんですが、やはりそんなグラフを見せられると支出は抑制されますよ。
自動車の運転もドラレコでいつも警察に補足されているとなれば、運転の仕方も変わってくるというものでしょうし、

毎日の血圧が自動的に保険会社に毎日送信されて、その結果で来年度の保険料が決まるとなれば、塩分控えめな生活を送ることでしょう。

良いのか悪いのか。いずれにせよ、そんな時代の入り口に立っている我々ですので、
教育だけが聖域というわけにはいかなさそうです。

とりあえず、私はその記事を読んだ日からクレカのサインは丁寧に書くようになりました・・・。

20171230 追記
ソニーがブロックチェーンを用いて学習情報を管理共有する仕組みを提供するとの事。
本当に受験がなくなるかもしれませんね。
参考URL https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201708/17-071/index.html