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できると思えばできる。

あるアメリカの大学の心理学の先生が、自分の「思い込み」が成績にどんな影響を与えるかを調べたんだそうです。
それは、「一生懸命勉強することで頭が良くなる」と信じると、実際に成績良くなるのかどうかという研究でした。
実験では、あまり成績が良くない生徒たちにありがちな「頭の良さは生まれつきのものだから変わらない」という思い込みを変えようとしました。
そこで、まず生徒たちは、脳の仕組みと勉強の仕方に関する短い授業を受けました。
さらにこの生徒たちの一部は、頑張れば頭は良くなると教わって、残りの生徒たちはそのように教わりませんでした。
その結果、学年末に行った調査では、頭の良さは変えられると教わった生徒はやる気も見られるようになり、数学の成績も上がりました。
反対に、頭の良さを変えられると教わらなかった生徒たちの成績は、同じ勉強の仕方を学んだのに、変化は見られませんでした。

この実験結果からわかるのは、「やっても変わらない思い込みが上達を妨げている」ということです。
やっても変わらないと信じ込んでしまうことで、やる気がなくなったり、小さな失敗で挫折したりするのです。
逆に、頭の良さは変えられるという考え方を持つことで、実際に努力できるようになるし、困難に打ち勝てるようになるのです。

できると思えばできる、やればできる、なんですよ。

思い込みは、みんなが困難に立ち向かう気持ち、みんなが取る行動、そして最終的には成績にも影響を与えます。
ですから、これからは、やればできるようになるんだという考えを持って勉強するようにしてみましょう。
自分の能力に驚くかもしれませんよ。