ブログ

受験考察 英語編

今年度の公立高校入試において西岩国教室の頑張ったところ、もう少しだったところを、
近隣の教室の協力を得て集計した得点状況などを踏まえて報告してゆきたいと思います。

第三回目は英語です。

全体としてですが、全ての大問で他教室より上回っていました。

しかし、第一問のリスニングの得点率が60%に達していませんでした。
聞けてもスペルがわからず記述できない生徒が多かったように思います。
テスト3(A)のfestivalsをfestivalとする解答が目立ちましたが、
これはsomeがあることに反応できなかったことが原因のようです。
また、want+人+to不定詞が並べられない生徒も目立ちました。

第二問の対話文では、他教室より10.3%上回っていました。
しかし、(2)のsuch a wordが思いついた生徒がわずかだったことはまだしも、
(1)の対話では「答えにI learned it in Japanese class.とあるからHow did you learn that word?を選ぶ」くらいのことでいいはずなのに、
why did you make that word?を選んでいる生徒が結構いました。
一方で、Could you tell meという定型表現が書けていないなど、こちらの対策で詰め切れる部分が多かったことも反省です。

第三問図表つき対話文の得点率は41.8%でした。
第二問でのsuch同様、第三問でもこれは思いつかないのではないかという問題がありましたが、それが(2)でした。
このalmostが思いついた生徒はわずかでした。
しかし、それはともかく(3)のリンゴの数を聞かれているのにアップルパイ自体の数を答えている生徒が多かったですし、
(5)のwhat games will we play.が書けた生徒も少なかったです。
I don’t know any good ones for the party.にonesとあるのですから、やはりgamesとしたいところですし、
what games do we play?は○にしてくれる学校もあるでしょうが、厳しく採点すれば×でしょう。

第四問長文読解では49.1%と他教室よりは上回っていたものの、成績上位者と中低位者とを問わず、
(2)のAgain, they were so surprised.のsurprisedが書けた生徒がわずかでした。
Againとありますから、4行前のTed and Akira were very surprised.から解けたはずではないでしょうか。
一方、(4)では成績上位者と中低位者とで得点率が大きく変わりました。
それでも①One day in Decemberだからwinter。
②夕食を食べ、星を見たのだから時間的に夜なのでat night、 は解けたのではないかと思います。

第五問の英作文では他教室よりも16.6%高い結果となりました。
ほとんどの生徒が書けており、ここは毎週の模試での対策が効いた部分ではありました。
 
以上を踏まえまして今年の受験を振り返りますと、
受験個別Vゼミ、週末模試、入試直前問題集などで、量としては十分な問題を解かせた成果はあったと思いますが、
質の部分、詰めの部分の不足もありました。

したがって、来年度は受験対策授業における英語長文の比率を高めて、長文読解の方法をライブでしっかり身につけさせます。
また、日々の授業の中からディクテーションを取り入れて、リスニングと英作の両方を強化していこうと考えています。
そして、書けたはずの単語が書けなかったということがないように、「いっとうくん」での英単語の暗記をノルマ化してゆきます。
 
以上です。次回は社会です。